ー コラム ー

ITフリーランスが国の労災保険に加入できるようになった件

2021年9月1日より、ITフリーランス(エンジニア・ウェブデザイナー)が国の労災保険に加入できるようになりました。

労災保険とは

労災保険とは、通勤や仕事において被るケガや病気、障害、死亡に対して、治療費などの療養費、休業する際の休業期間の給付、治療後に障害が残った場合の給付、死亡した場合の遺族への給付などを国が行うものです。

会社の従業員は必ず加入すべきもので、以前から一定の条件下で個人にも労災保険への加入が認められていました(タクシードライバー・土木一人親方など)。フリーランス保護の方向性にあるので、今回、労災保険の「特別加入制度」の対象としてITフリーランスが認められることになりました。

参考:厚生労働省「労災保険への特別加入」

加速するフリーランス保護の動き

今年の3月には国がフリーランスが安心して働ける環境を整備するためのガイドラインを策定しました。大企業が副業をどんどん解禁している動きもある中で、国としても「働き方の多様性」の実現に向けて本腰を入れてきています。

参考:経済産業省「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」(案)に対するパブリックコメントの結果及び同ガイドラインを取りまとめました

サードプレイスとしてのコワーキングスペース活用

働き方の多様化が進む中、「自宅」(第一の空間)でも「オフィス」(第二の空間)でもない第三の働く場所「サードプレイスオフィス」の活用に目を向ける人も増えています。企業や国が働き方の多様化をどんどん進めている中で、否応無い変化に戸惑う人も多いはず。そんな時は仕事以外のコミュニティに身を置いてみても良いかもしれません。

サードプレイスを持つことで得られるメリット

  1. 新しい出会いによって視野が広がる
  2. モチベーション向上
  3. 作業効率化・生産性向上

オフィスは仕事をするために与えられた空間ですが、サードプレイスは自ら足を運ぶ場所です。新しい活動やアイディアを求める前向きな人が集まりやすく、そこで視野を広げたりモチベーション向上が期待できます。